クレジットカードってそもそも何だろう
クレジットカードも借金
クレジットカードとは信用情報というものを元にお金を借りて買い物をしたり、現金化をしたりするものです。
つまり、クレジットカードも借金と一緒です。
クレジットカード自体は簡単に作ることができ、インターネットでの買い物をするのにも必要なものになっています。
また、複数枚作ることもできるので借金を増やすきっかけにもなります。
信用情報とは
クレジットカードを作るのに信用情報が必要と先述しました。
では信用情報とはどういうものなのでしょうか。
クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報を客観的な取引事実を登録した個人情報のことです。
実績がない方は借りることができないということではありません。
年収をもとに判断をしてクレジット契約やローン契約を行うことができます。
また、年収がクリアしていても借りすぎや滞納をしている場合は借りることができません。
ブラックリスト登録
信用情報に傷がつくことを一般的にブラックリストに登録といわれます。
返済日より61日以上もしくは3か月以上支払いが遅れた場合にはブラックリストに登録になります。
最近では多いのが携帯電話の料金が未納になっている場合などはブラックリストに載ることもあります。
では、具体的にブラックリストに載ったらどうなるのでしょうか。
具体的にいえばクレジットカードやローン契約が5~10年くらい組めなくなります。
自分が組んでいない契約でもブラックリストに載る場合もあります。
連帯保証人になっているときに契約者本人の支払いが滞っているときなどに一緒に傷がつくときもありますので、連帯保証人になる場合は慎重になりましょう。
もし、借りすぎてしまった場合
借金をしすぎて、毎月の生活を圧迫するくらいになってしまった場合、債務整理という方法もあります。
借金の減額や借金の整理をするという事もできます。次は債務整理について説明をしていきます。
債務整理とは
債務整理の種類
債務整理を皆さんご存知でしょうか。債務整理とは自己破産、個人再生、任意整理の3つの手続きがあります。
債務整理を行うとブラックリストへの登録が行われ、返済が終わるまで借り入れができなくなります。
自己破産という言葉はよく聞く言葉だと思います。
何となくわかる方もいらっしゃると思いますが、裁判所にてすべての債務を免除してもらうことが可能になっています。
その際に一定の価値のある財産は差し押さえをされて、手放すことになります。
個人再生は裁判所を通じて債務を減額する方法です。
自己破産と違うのは一定の条件を満たせば、住宅を手放さなくても手続きをすることができます。
任意整理は上記2つとは大きく違い、司法書士が債権者と交渉をして利息のカットや現在よりも低い金額での支払い現実を目指すものになっています。
裁判所での手続きをしなくていい分手続きが簡単です。
自己破産手続きについて
自己破産の手続きはどのように行うのでしょうか。
裁判所での手続きを行うのですが、破産申立書を提出して免責許可というものを出してもらいます。
借金をすべて清算する代わりに、条件があります。
ギャンブルや浪費がもとで借金をして返済が困難だというときは免責許可がおりません。財産を隠している場合も同様におりません。
自己破産は本当に最後の手段です。
債務の免除が行われ、債権者は強制執行ができなくなり、ある程度は手元に残せることがメリットですが、5~10年はブラックリストに名前が載り、住所氏名が官報という国が発行する機関誌が掲載され、免責決定を受けるまで一部就けない職業があります。
また、同時廃止事件というものと管財事件というものがあります。
どちらかによって期間は変わり、同時廃止事件であれば3か月から半年、管財事件であれば半年から1年くらいの手続き期間が相場となっています。
通常であれば同時廃止事件として手続きを進めますが、意図的に自己破産を目的とした生活をしている場合には管財事件の扱いになってきます。
個人再生手続きについて
個人再生は自己破産と任意整理の中間のような制度です。
こちらも裁判所に申し立てをして債務の減額を行うものになっています。
おおむね5分の1程度くらいが減額になりますが、自己破産とは違い、返済を行う必要があります。
個人再生計画というものを立て、収入と支出のお金の流れを全部裁判所へ提出をしなければなりません。
自己破産までは厳しくはありませんが、こちらも慎重に行う必要があります。
債務減額をするようにし、住宅や車などの財産は手放すことなく手続きを進めることができます。
手続き開始後、強制執行はできなくなります。
ここまでは自己破産と似ているところもありますが、5~10年はブラックリストに載り、官報に掲載されることまでは一緒なのですが、自己破産と違い、返済を継続できる収入がないと手続き自体が不可能ということも注意が必要です。
個人再生の場合、申し立てを行ってから4か月から半年程度で行うことができます。再生計画を立てるので時間はかかります。
任意整理手続きについて
先述したとおり司法書士と債権者がやり取りを行い、条件を決める手続きになります。
過払い金請求もこちらに入り、実際に払いすぎた借金を返済の充当に充てることができる場合もあります。
利息のカットがメインですが、一括返済による減額というケースもあります。
借金にきつくなったらまずは任意整理から考えてみるのはいかがでしょうか。
利息のカットにより返済時期が早まり、債務総額の減少をすることができます。
また、自由度が高く一部の債権だけを整理するということが可能です。
しかし、3~5年はブラックリストになり、自己破産や個人再生と比較すると債務を減額する効果が高くありません。
また、任意整理に応じない業者も多くなってきています。
任意整理に関しては債権者との和解までおおよそ3か月程度になります。
手続き自体は司法書士とのやり取りなので、契約が始まればすぐ和解の流れを踏むようになります。
債務整理を行う前に考えてみよう
債務整理は慎重に
債務整理を行えばブラックリストに載るので借金ができない状態になり、その後も借りにくくなります。
借金の免除、減額、利息カットは貸す側にとってもリスクがあるため、貸しにくい状況が生まれます。借りたものを返すのは必要なことです。
借りすぎには注意しましょう。実際に借りすぎてからでは遅くなってしまいます。
借りすぎる前にきちんと返して債務整理を行わないことが一番理想的です。
債務整理を行うと後には引けません。
返済が終わるまで、もしくはブラックリストの登録が解除するまで、大きな買い物は一切できないと思ってもらっていいです。
そのような思いをするよりはそうならないように収支のバランスをきちんと考えて返済計画を練りましょう。
どうしても債務整理を行うときは
債務整理手続き自体は司法書士に相談をすれば簡単にできます。
しかし、今後のことを考えればできるだけ行わないほうがいいと思います。
債務整理というのはきちんと返すことを目的としています。
きちんと返す意思がなければなりません。
そして、今後の生活をするにあたって借金を増やしすぎないようにという教訓にしてもらいたいと思います。
慎重になりつつも、きちんと考えたうえで債務整理は行ってください。
また、債務整理期間中の生活は厳しくなります。
お金がない中でお金の返済を強制的に行うので厳しい生活を強いられます。
そんな時に非合法的な借り入れを行う方もいるそうです。
非合法なやり方で一時お金が入ってきても結局は借金なのでさらに借金を増やしてしまいます。
追い詰められたとしても絶対にやめましょう。
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