任意整理にかかる期間とは?手続きにかかる時間と返済完了までの目安 | 借金救済センター

任意整理にかかる期間とは?手続きにかかる時間と返済完了までの目安

任意整理にかかる期間とは

ペンネーム:なぎ
年齢:37
性別:女
プロフィール:いろんなことに興味がある在宅ライター。困った時に解決できるような情報、面白いと思ってもらえるような情報を発信していきます。


 

今回は、任意整理にかかる様々な「期間」に関してスポットを当ててみましょう。

安心して任意整理の手続きを進めるためにも、是非参考にしてくださいね。

任意整理の手続きにかかる期間はおよそ3カ月

まずは、そもそも任意整理を行うには何から動けばいいのか…
と考えていませんか?

もしもあなたが、多分弁護士に依頼するのかな?
と考えているのなら大正解。

任意整理を行うにはまず弁護士への相談から始まることになります。

・弁護士に任意整理の相談
・弁護士事務所から各種業者へ受任通知の発送、債権者とのやり取り
・債務額(返済額)確定の調査(過払い金の返還請求なども含む)
・債権者との和解交渉
・決定債務額の返済開始

上記が任意整理をする際に必要な手続きなどになります。
思っていたよりもすることが多いように思いますよね。
特に債権者側との和解交渉は相手の同意が必要な分だけ時間がかかりやすくなります。

また、問題がこじれてしまった場合や、債権者が複数にわたる場合も期間がかかりやすくなります。
したがって、任意整理の手続きにかかる期間は、少なくとも3カ月はかかると考えておきましょう。

ちなみに任意整理によって決められた返済額を完済(借金を全部返す)するまでが任意整理の手続きとなっている弁護士事務所もあります。

特に複数の金融業者から借金をしていた場合、返済の振り込み等も弁護士側がしてくれるケースもあるのです。
したがって任意整理全体の手続き完了までの期間は、3カ月+返済期間(3~5年)と考えることもできますよ。

返済期間の目安は約3年

続いては任意整理の手続きが終わり、実際に返済を始めたときの返済期間に関してみていきましょう。

目安としての返済期間は3年が一般的ですが、あなたのお財布事情や確定した返済額によっては5年とされることもあります。

場合によっては7年なんてことも。

ただ一般的にはやはり3年間を目安として考えておくのが無難でしょう。
あまり返済期間を長く設定してしまうと、返済途中に何らかの事情で返済が難しくなる。
こんなことも考えられるからです。

返済途中に病気や事故で働けなくなってしまった。
何らかの事情で返済が難しくなってしまい、返済そのものが止まってしまった。
これでは任意整理を行う前の状態に戻ってしまいますよね。

任意整理は日常の生活を行いながら、無理なく借金を返済していくためのもの。
いたずらに期間を引き延ばすだけが救済措置になるわけではありません。

また全く反対に任意整理を行ったことでほぼ借金が消えた、なんて例もあります。
任意整理前の借金額によっては、1年そこそこで完済できる可能性も0ではありませんよ。

これらのことを考えた上で基本的には、返済期間を決める際にはあなたの事情が一番に考えられます。
月の返済額を自分にできる最大限に設定して、早めに完済してしまいたい。
手取りが少なくて不安だから少し長めに設定してほしいなど、弁護士としっかり相談をして債権者との交渉にあたってもらいましょう。

任意整理を終えた後の信用情報ブラック期間は5年

任意整理を終えて返済が始まった際には、だいぶ楽ちんな気持ちになれそうですよね。

少なくとも生活が苦しくなるような返済をする必要がなくなるので、できなかった貯金なども新たに始めるのもいいかもしれません。

ただ、任意整理をすることによっておこる日常の縛りもあります。
それがあなたの信用情報に任意整理の事実が記録される事から、いわゆるブラックリスト入りしてしまうこと。

クレジットカードの利用や新規契約はできなくなってしまいます。
またクレジット決済ができないということは、何かを購入するときに分割払いができないということでもあります。

現在では日常で必要になるものの中にも、高額なものがたくさん溢れていますよね。
したがってこの点には注意をしておきましょう。

しかし一度ブラックリスト入りしたら2度と抜けられないのかといえば、そんなこともないので大丈夫。
信用情報にブラックリストとして記載される期間は、基本的に5年間。
5年の期間を過ぎれば情報は消されるので、ブラックリストの間はクレジットカードを持てない、分割払いはできないと覚えておきましょう。

また基本的にブラックリストの記載は5年間といわれていますが、金融業者によっては5年を過ぎてもカードの新規契約ができないところもあります。
信用情報から任意整理の記載が消えた後は、任意整理時に利用していなかった金融機関を利用するほうが無難でしょう。

せっかく借金を完済したんだから、クレジットカードなんて持たなくてもいいなんて考えもありますよね。

ただ生活上で必要になる、仕事の関係で持つ必要が出てしまうなんてこともあるものです。そんな時には上記を参考にしてみてくださいね。

まとめ

任意整理に関係する「期間

今回は任意整理に関係する「期間」に関してみてきました。

自己破産や民事再生に比べればリスクが少なく、裁判所への申し立てなども必要ない事から比較的に少ない期間で借金の整理が可能です。
不必要に払っていた金利分をカットできるだけでも、月々の返済はぐっと楽になりますよね。

借金の返済で苦しんいる人は、あなたのようにまじめだからこそ必ず返さなくては!
と自分を追い込んでしまうもの。

しかし自分を責めて追い込むことが、借金を返すことにプラスになる訳でもありません。
任意整理をすることで安定的に返済ができるようになれば、業者側も安心することができます。

苦しいけれどきちんと返さなくては業者に悪い、と考えてしまうあなたのような方にこそ任意整理がおすすめできるのです。
まずは弁護士に相談をするところから始めて、少しでも借金に苦しむ期間を短くしてみてはいかがでしょうか。

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